学生相談部門で相談されるにあたって、いくつか注意しておいていただきたいことがあります。以下の点に関して疑問や気がかりがあれば、遠慮なく相談員にお尋ねください。ご理解、ご協力をいただきますようお願いいたします。
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1. 相談で話された内容の秘密保持について
相談において話された内容が学生相談部門の外部に漏れることはありません。ただし、現実的に自傷他害の恐れがある場合には、相談者や関係者を守るために必要最低限の情報を必要最低限の範囲で関係者に伝える場合があります。また、教育研究環境の安全性が脅かされる場合、法に触れるおそれがある場合、直ちに命の危険はないものの本人もしくは周囲に重大な悪影響が及ぶ場合など、高等教育機関としての教育上の義務を果たすために必要なものであり、かつ、社会通念上正当であって、相談者にとっても有益であると判断される場合、その目的にとって必要最小限の範囲の情報を、学内の関係部局と共有する場合があります。
相談者が、学生相談部門以外でも、京都大学において学生支援業務に関わる他の専門職(医師、看護師、臨床心理士、公認心理師、キャリアコンサルタント、社会福祉士などの専門家)の支援も受けている場合、より効果的な支援を提供するために、これらの専門職と情報共有する場合があります。その場合でも、情報共有は支援に関わる専門家の間のみで必要最小限の範囲で行われ、その外部に漏れることはありません。
相談者が明確に許可した場合、相談者が許可した範囲の情報を、関係教職員等と共有することがあります。
学生相談部門の各相談室での相談の記録は、学生相談部門の相談員間で共有されます。
相談で話された内容の秘密保持に関して疑問や気がかりがあれば、いつでも相談員に尋ねてください。
2. 学校医(精神科医)による面談と医療機関の紹介について
相談の中で相談員が必要と判断した場合には、学生相談部門の学校医(精神科医)との面談を受けていただくことがあります。その際には学校医(精神科医)との面談の必要性や申込方法等について相談員から充分に説明を行います。またメンタルヘルス上の問題については、相談員と学生相談部門の学校医(精神科医)とが密接に連携し、医療が必要な方には医療機関を紹介します。
3. 学術的活動および専門的訓練へのご協力のお願い
相談は秘密を守って行われますが、そのすべてが徹底的に秘匿されてしまうと、相談員の相談技術は向上しにくくなりますし、価値ある実践も誰にも知られず埋もれてしまい、学生相談の活動全体が停滞してしまいます。さらには、不適切な実践がなされていても、批判や検討の機会が失われてしまいます。こうした事態は、結局は相談者にとっても不利益となるものです。それゆえ、相談員には、相談者のプライバシーを慎重に守りながらも、相談活動を適切な形でオープンにしていくことが求められています。
以上を踏まえ、相談員は、相談者のプライバシー保護に慎重に配慮し匿名性を確保した上で、専門職としての守秘義務についてよく理解した、クローズドな専門家メンバーからなる学術的・専門的な場(学会やスーパーヴィジョン、事例検討会など)を条件として、相談の経過を報告することがあります。
上記の条件の範囲外での相談経過の具体的な報告に関しては、プライバシー保護に十分な配慮を前提とし、相談者の許可を得て行うものとします。
4. 気象警報等の発表に伴う学生相談部門各相談室の閉室等の方針について
気象警報等の発表に伴う学生相談部門各相談室の閉室等の方針についてダウンロード
台風の接近等により、特別警報若しくは暴風警報(以下「気象警報等」という。)が発表された場合又は公共交通機関が運行休止の場合は、学生相談部門の各相談室は利用者の安全を確保するために、以下の方針により閉室又は開室時間短縮(以下「閉室等」という。)の判断を行います。なお、閉室中は、対面、オンライン、電話等の相談方法に関わらず相談業務を休止します。
<閉室等の判断要素>
次の1~4のいずれかに該当する場合、閉室等を判断します。
1.京都市又は京都市を含む地域(宇治相談室は宇治市又は宇治市を含む地域も含む)に気象警報等が発表された場合
2.京都市営バスが全面的に運休した場合
3.次の交通機関のうち、3つ以上が全面的又は部分的に運休した場合
・JR西日本(京都線、琵琶湖線、湖西線、奈良線及び嵯峨野線)
・阪急電鉄(京都河原町駅~大阪梅田駅間)
・京阪電鉄(出町柳駅~淀屋橋駅又は中之島駅間)
・近畿日本鉄道(京都駅~大和西大寺駅間)
・京都市営地下鉄
4.その他学生総合支援機構長が必要と認める場合
<閉室等の判断について>
・午前6時30分時点で、上記1~4のいずれかに該当する場合、午前中閉室します。
・午前10時30分時点で、上記1~4のいずれかに該当する場合、全日閉室します。
・学生相談部門の各相談室が開室中の場合であって、当該相談室が台風等の強風域にあり、おおむね3時間後に、気象警報等の発表が予測される場合、又は「<閉室等の判断要素>」2及び3のうちの複数の交通機関の運行休止が予測される場合又は4に該当する場合、その時間をもって閉室とします。
<気象警報等解除による開室について>
・午前10時30分時点で、「<閉室等の判断要素>」1~4のいずれも該当しなくなった場合、午後1時より開室します。(ただし、担当スタッフの出勤状況により変更することがあります。)
開室状況の詳細については、学生相談部門ホームページのNews欄( https://www.assdr.kyoto-u.ac.jp/ssc/ )および学生相談部門のSNSをご確認ください。
(参考)
〇気象庁ホームページ
・台風情報:https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=typhoon
・気象警報・注意報(京都市):https://www.jma.go.jp/bosai/warning/#area_type=class20s&area_code=2610000&lang=ja
・気象警報・注意報(宇治市):https://www.jma.go.jp/bosai/warning/#area_type=class20s&area_code=2620400&lang=ja
〇京都市交通局ホームページ:https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/
〇JR西日本ホームページ:https://www.jr-odekake.net/
〇阪急電鉄ホームページ:https://www.hankyu.co.jp/
〇京阪電鉄ホームページ:https://www.keihan.co.jp/traffic/
〇近畿日本鉄道ホームページ:https://www.kintetsu.co.jp/
※基本的に上記方針に沿って運用します。ただし状況によって柔軟に判断する必要があるため、学生相談部門ホームページのNews欄( https://www.assdr.kyoto-u.ac.jp/ssc/ )および学生相談部門のSNSで開室状況をご確認くださいますようお願いいたします。