とある障害のある学生に対する合理的配慮について、ある講義とまた別の講義とで合理的配慮の対応の仕方が異なってきています。やはり統一した対応が望ましいでしょうか。

ポイント

合理的配慮は個別具体的にその内容を検討されるものなので、例えば講義が変わったり、担当部局が変わったときに提供される内容が変わることもあり得ます（内容が画一的でないことに不具合はありません）。ただし、それぞれが合理的配慮に関する妥当な判断がなされていることが前提であるので、仮にどちらかあるいは双方が妥当な判断をしていない場合は是正されるべきです。“合理的配慮“は一律の対応を提供するものではないことを再度見直してください。 
なお、合理的配慮の内容が場面によって変わるものであることは、学生本人にも事前に十分に説明しておく必要があるでしょう。

関連する質問のNo.

• No.14 “診断書”を根拠資料として、全科目に一律の対応を求める学生がいます。どのように対応していけばよいでしょうか。

更新履歴

2020.1.15 掲載
2020.1.15 更新