ポイント

その慣例が当該科目の目的・内容・評価の本質であるかがポイントとなります。本質的ではない慣例によって合理的配慮の提供が妨げられることはあってはなりません。
立位以外の方法が認められる場合、予定されている実験内容について具体的に情報提供を行い、当該学生との対話を通してより良い方法を検討しましょう。例えば、TA(ティーチングアシスタント)を配置して障害学生が指示を出すことで能動的な参加とした例や支援機器を適切に使用することで実験への参加が可 になった例もあります。ただし、学生本人の希望があった場合でも医師や講義担当教員等の複数の客観的判断に基づき、安全配慮義務の観点から希望する方法での実技は難しいと判断する場合もあるかもしれません。

参考文献

JASSO_事例に学ぶ
https://www.jasso.go.jp/gakusei/tokubetsu_shien/chosa_kenkyu/kaiketsu/ref/682.html

更新履歴

2019.10.24 掲載
2019.10.29 更新