図書館との連携

図書館との連携について紹介します。

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リソース提供

京都大学附属図書館は、国立国会図書館の送信承認館であり、視覚障害や肢体不自由等の障害により紙媒体資料の利用が困難な利用者(プリントディスアビリティ)を対象に視覚障害者等用データ(DAISYデータ、点字データ等)を提供するサービスを行っています。
DRCでは、テキストデータの作成における専門的助言をはじめとする各種リソースの提供を行っています。
その他、附属図書館における障害者用サービスについては、京都大学附属図書館「障害のある利用者へのサービス」をご参照ください。

障害のある学生の合理的配慮に関する連携

現時点では障害学生の資料(=読むこと)に関するニーズは、DRCが最初の相談先です。 DRCでは希望する資料について必要な情報を聞き取ったうえで、作業主体を振り分けています。
大学図書館には、ある程度の時間をかけて取り組むような資料をお願いすることが多いです。一方でDRCでは、提供までにスピード感が求められるものや、十分な量や質を担保するうえでパーソナルなカスタマイズを必要とするものを取り扱うことが多いです。たとえば、シラバスなどのガイダンス資料や講義資料へのテキストデータ化などが該当します。
※本学所属学生以外の方は各図書館・室へ直接お問い合わせいただくとスムーズです。

授業資料のテキストデータ化のフロー(例)

  • 以下の流れについて、利用学生と所属学部は合意形成を行う
    1. 教員がDRCに校正依頼をおこない、DRCは内容確認を依頼する
    2. 学生サポーターはDRCとともに校正作業を行う
    3. DRCは利用学生に資料提供を行い、利用学生はフィードバックをDRCに送る

障害に関する文献等の推薦

DRCでは、附属図書館からの依頼を受けて、定期的に障害に関する文献等の推薦を行っています。主な目的としては、障害の関する様々な文献等の所蔵への貢献及び障害のある学生等が必要とする(又はニーズがあると思われる)文献等の増加です。このようなプロセスにおいて、DRCからは各種書籍や電子ブック等、必要性に応じた推薦を行うとともに、双方として様々な情報を得ることのアクセシビリティについて繰り返し確認する機会になっています。