キーボードでテキストを入力する

紙と鉛筆を使ってノートを取ると時間がかかってしまう、あるいは疲れてしまうことはありませんか?
今回はキーボードを使ってテキストを入力する方法をご紹介します。

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キーボードで入力する

一般的に、手書きは1分間に60文字ほど書けますが、タイピングは早い人だと1分間に100文字以上入力することができると言われています。また、タイピングに慣れることによって、筆記よりも少ない運動で文字を入力することができます。
また、キーボードには様々な種類があり、自分に合ったキーボードを使用することで入力を素早くすることや疲労を軽減することができます。

MacBook Proのキーボード サイズの小さいキーボード
左から一般的なキーボード、サイズの小さいキーボード

iPadのキーボード
iPad用キーボード

Rivo2の画像 スクリーンキーボード
左からRivo2(視覚障害者用のiPhoneコントローラー)、iPadのスクリーンキーボード

以下のような項目を踏まえて、実際にキーボードを打ってみると良いでしょう。

キーボードを検討するためのヒント

キーピッチ(キーの距離)

キーピッチは、キーの中心から隣り合うキーの中心までの距離を指します。一般的なパソコンで使われているキーボードのキーピッチは19mmが標準となっています。手が小さい場合やなるべく入力する際の運動を小さくしたい場合はキーピッチの小さなキーボードを選択すると良いでしょう。

キーストローク(押し込む深さ)

キーストロークは、キーを押した際の沈み込む深さを指します。一般的なパソコンで使われているキーボードのキーストロークは3~4mmです。キーストロークが深いと、しっかりと押す必要があり誤入力をしにくい一方で、素早く入力しにくいと言われています。反対に、キーストロークが浅いと素早く入力できる代わりに、誤入力をしやすくなると言われています。

キータイプ(打鍵感)

キーボードのキーを押して戻る仕組みのことを「キータイプ」といいます。キータイプには、主に「メンブレン」「パンタグラフ」「メカニカル」「静電容量無接点方式」があり、それぞれ打鍵感やキーを押すときの荷重などが異なります。

接続方式

端末との接続方法もUSB等で接続する有線タイプのものや、Bluetooth等で接続する無線タイプのものがあります。キーボードを設置する位置によって選択すると良いでしょう。

携行性

パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンなどでキーボードを使いたい場合は、携行性に優れたキーボードを選びましょう。iPad等のカバーと一体型になっているキーボードもあります。また、接続方法やキーボードの配列が使いたいデバイスに対応しているかどうか確認が必要です。

キーボードを使ううえでの工夫

単語登録(スニペットツール)

よく使う単語や文章(定型文)を登録をしておくことで、少ない打鍵で入力することができます。

キーボードでテキストを入力する際に活用できるアプリ

  • Word(Win, Mac, iPad, iOS, Android)
  • Googleドキュメント(Win, Mac, iPad, iOS, Android)
  • OneNote(Win, Mac, iPad, iOS, Android)
  • メモ(Mac, iPad, iOS )
  • Notability(Mac, iPad, iOS)

上記の他にもキーボードでテキスト入力する際に活用できるアプリは多くあります。
障害学生が使えるアプリ集 ver.1


公開日:2022年9月26日
更新日:2022年10月6日

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