MacでUDデジタル教科書体が使える!? モリサワフォントフリープランの活用法

「UDデジタル教科書体」というフォントをご存知ですか?
読みやすく、誤読を防ぐ工夫が随所に施されたこのフォントは、教育現場やアクセシビリティ分野で注目されています。
特に、読み書きに困難のある方や、視覚に困難さのある方への配慮としても有効です。
このようなUDデジタル教科書体、実はMacでも無料で使えます。ただし、Macにはこのフォントがデフォルトでは含まれていません。そのため、自分で導入する必要があります。
この記事では、モリサワが提供する「Morisawa Fonts フリープラン」を活用して、MacでUDフォントを使う方法をご紹介します。

UDデジタル教科書体とは?

UDデジタル教科書体は、学習指導要領に準拠し、読み間違いや誤読を防ぐ工夫が施された書体です。
デジタル画面上でも視認性が高く、読みやすいのが特長です。
教育現場はもちろん、バリアフリーやユニバーサルデザインの観点からも評価されています。
ただし、Windows11では標準搭載されていますが、Macにはデフォルトで含まれていません。そのため、Macで使いたい場合は別途ご自身で導入・設定することが必要になります。

Morisawa Fonts フリープラン

一部のフォントを無償提供する「Morisawa Fonts フリープラン」といったサービスがあります。 このプランには「UDデジタル教科書体 ProN RやB」が含まれています。
そのほかにも3つのフォントが無料で利用できます。
※予告なく、利用できなくなる場合や変更される場合があります。また、iPadでの利用、および商標登録はできません。(モリサワWebサイトより抜粋)

導入手順(Mac編)

1. Morisawa Fontsの公式サイト(https://morisawafonts.com/plans/free/)にアクセス。
2. 「無料で始める」ボタンからMorisawa IDを作成。
3.マイページにアクセスし、「フォントを探す」の「利用可能なフォント」から「UDデジタル教科書体 ProN」をアクティブにする。
4. Macに専用アプリ「Morisawa Desktop Manager」をダウンロードしてインストール。(インストーラーはマイページからダウンロード)
5. アプリにログインし、「UDデジタル教科書体 ProN」が「アクティベート済みフォント」に表示されていることを確認する。
6. Macの各種アプリ(Pages、Keynote、Wordなど)でフォントの選択が可能になります。

教育・アクセシビリティでの活用例

UDデジタル教科書体は以下のような場面で特に力を発揮します:

  • 学校での教材やプリントづくり
  •  視覚に配慮した資料の作成
  • Gmail等の標準フォントの変更

フォントを変えるだけで、伝わり方や読みやすさが大きく変わります。

注意点

  • 利用にはMorisawa IDの登録が必要です。
  • フォントはインターネット経由で提供されるため、使用時にインターネット接続が必要です。

まとめ

Macでは標準でUDデジタル教科書体を使うことはできませんが、モリサワが提供するフリープランを活用すれば、誰でも簡単に導入できます。
教育やアクセシビリティの観点からも使いやすいこのフォントを、ぜひMacユーザーの方も使ってみてください。


公開日:2025年7月3日
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