iPadで自動音声認識アプリ(UDトークやVrew等)を使用する際に、認識の精度がよくないことはありませんか?認識の低さは使用しているマイクが原因かもしれません。今回はiPadで音声認識を使用する上でマイクを選ぶポイントや機器の接続方法についてご紹介します。
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iPad内蔵マイク
周囲の音を拾いやすいため音声認識で使用する際は静かな環境下で使用することをおすすめします。大学の講義など、周りに少なからず音がある環境では外部接続のマイクを活用した方が良いでしょう。静かな環境下でiPadと近い距離に話者がいる場面に向いています。
ワイヤード(有線)マイク
有線のため端末から遠く離して使うことはできませんが、話者用と閲覧用を分けることで改善することができます。またワイヤードマイクはマイク本体のバッテリー切れを心配する必要がありません。指向性のあるマイクを使用することで、周囲の音を軽減して音声を集音することができます(ただし、指向性マイクを向ける方向によって音の拾い方が変わるので注意が必要)。周囲の音があり話者と端末が少し離れている場面に向いています。
iPadでワイヤードマイクを使用する際は、「3.5mmステレオミニプラグ」「USB Type-C」「Lightning」の3つの端子から端末に合ったものを選ぶ必要があります。
※指向性とはどの方向の音を集音できるかという特性のこと。単一指向性、無指向性、双指向性がある。単一指向性はマイク正面からの音を拾いやすく、無指向性は360度すべての方向から音声を均等に拾います。双指向性はマイクの正面と背面からの音を拾います。
「3.5mmステレオミニプラグ」
iPadやiPhone等の端末では4極プラグのマイクを使う必要があります。3極のプラグのマイクはiPadでは使用ができないので、「iRig2」等の変換プラグを使用する必要があります。※規格が適合すればiRig2以外の変換プラグも使用可能
「USB Type-C」
比較的新しいiPadProやiPadAirでは3.5mmステレオミニプラグが無いモデルがあります。このような端末は「USB Type-C」で接続できるマイクを使います。また3.5mmステレオミニプラグ端子のマイク(4極)を「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」で変換して使用することができます。※3極の3.5mmステレオミニプラグ端子のマイクの場合iRig2等で4極に変換する必要があります。
「Lightning」
Lightning端子で接続できるマイクもありますが、音声認識アプリではマイクが認識されないことがあります。そのような場合は3.5mmステレオミニプラグ端子のマイク(4極)を「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」で変換して使用することができます。※3極の3.5mmステレオミニプラグ端子のマイクの場合iRig2等で4極に変換する必要があります。
Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタとiPadを接続
ワイヤレス(無線)マイク
一般的に使用できるワイヤレスマイクには大きく分けて「Bluetooth接続マイク」と「2.4GHzワイヤレス接続マイク」の2つのマイクがあります。Bluetooth接続マイクはレシーバーを必要とせず端末とペアリングすることで使用することができます。2.4GHzワイヤレス接続マイクはレシーバーが必要ですが、Bluetoothマイクに比べて長い距離を伝送することができます。話者と端末が離れている場面に向いています。
iPadに音声を入力するためにはレシーバーをiPadと接続する必要があります。※レシーバーの端子によっては端末に接続する際に変換プラグが必要なことがあります
Bluetoothマイク(AmiVoice Front WT01)
2.4GHzワイヤレス接続マイク(RODE Wireless GO II)
参考
PEPNet-Japan「音声認識字幕を遠隔地から修正する方法(UDトーク接続編)」
公開日:2022年6月10日
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