腕を動かしにくい等でキーボードでのテキスト入力に困難さを感じることはありませんか？スマートフォンを無理なく使用できる場合は、フリック入力が便利です。「フリック入力」とは、キーにタッチすると周囲にその行の文字が表示され、打ちたい文字の方向に指を動かして文字を入力していく方法です。ローマ字を使って入力していく方法よりもフリックが得意な人もいます。
スマートフォンのフリック入力画面
例えば、「い」と入力したい場合は、「あ」のキーをタッチし、指を離さずにいると、「い」「う」「え」「お」と、「あ」行の文字が出てきます。そのまま、「い」が出てきている方向（「あ」に対して左）に向かって指を動かすことで「い」が入力できます。
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FlickTyper BT
スマートフォンだと表示画面が小さい、またはPC版のソフトを使いたい場合、「FlickTyper BT」を使用するとスマートフォンでPCを操作できます。スマートフォンがPCを動かすためのリモコンになり、マウス操作やキーボード操作をスマートフォン上で行うことができます。これによりPCでの文書作成をスマートフォンのフリック入力を使って行うことができます。
FlickTyper BT
FlickTyper BTをPCのUSBに接続し、FlickTyper BTのアプリをスマートフォンにインストールします。アプリを起動し、FlickTyper BTと接続すればスマートフォンからマウスを操作することや、テキストを入力することができます。また、キーボードやマウス操作だけでなく、コピー&ペースト等のショートカットも使用することができます。
FlickTyper BTアプリの操作画面
＜番外編＞FlickTyper BTのトラブルシューティング
FlickTyper BTとスマートフォンを接続してフリック入力で文字を入力しても数字が羅列されるなど文字化けして上手く入力ができないことがあります。PCの設定を変更することで解決できます。
日本語入力の設定（Windows）
WindowsのPCではデフォルトの文字入力ソフトであるMS-IMEを使用する必要があります。ATOKやGoogle日本語入力を使用している場合は、文字入力ソフトを「MS-IME」に変更しましょう。
日本語入力の設定（Mac）
Macの場合は、設定が少し複雑なため、以下のURLより設定方法を確認してください。
http://flicktyper.com/FlickTyperBT_iPhoneUsage.html
リモートデスクトップ（Microsoft/Chrome/AnyDesk）
リモートデスクトップはインターネットにつながっている端末を遠隔操作できる機能です。手元のスマートフォンやPCを使用して離れたところにあるPCの操作ができます。スマートフォン等でリモートデスクトップを使えば、フリック入力を使用してPC上で文書作成することが可能です。
Microsoftの「Microsoftリモートデスクトップ」はWindowsのPCを遠隔操作するのに適しています。スマートフォン等の端末に「Microsoftリモートデスクトップ」アプリをインストールすることで、フリック入力を用いてPC上で文書を作成することができます。
その他にGoogleが提供している「Chromeリモートデスクトップ」もあります。こちらはフリック入力に対応していませんが、アルファベットが表示されるソフトウェアキーボードでの入力は可能です。
Mac等のApple社製のPCを遠隔で操作する場合は、「Chromeリモートデスクトップ」に加えて「AnyDesk」といったサードパーティー製のアプリも使用できます。（フリック入力可能）。
フリック入力を使ううえでの工夫
文章を入力するときはスマートフォンのフリック入力でテキストを入力し、全体的な構成を確認するときは外部ディスプレイで大きく映すといったような使いも考えられます。
Type-CやLightningをHDMIに変換するケーブルを使ってディスプレイと繋ぐことができます。
参考
FlickTyper BT
http://flicktyper.com/FlickTyperBT.html
Microsoftリモートデスクトップ（App Store）
Chromeリモートデスクトップ
AnyDesk
公開日：2022年10月6日
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