Photo(&Poetry)
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写真(と詩)で見る(読む)花房さんのある一日(Puretextのページは詩のみ)
花房さんは4年間ひとり暮らしをしてきました。ごはんをつくり、洗濯をし、掃除をしたりして。もちろん授業を受けてレポートも書き、ときにはアルバイトやイベントの司会なんかも頼まれながら忙しく過ごしていました。そんな花房さんの日々の姿やそこに流れる空気感が伝わるように、写真家の齋藤陽道さんに花房さんのある一日を撮影してもらいました。
そして花房さんや視覚障害のある人たちに写真に写る情景を伝えるため、詩人の谷川俊太郎さんに写真を見て詩を創作してもらいました。
写真、それから言葉で綴られた花房さんの一日を感じてみてください。
詩1
これが僕
みんなと同じように
自分には自分が見えないことを知っている
詩2
一人でいる時も独りではない
声の遠近法で描く世界は
決して静止しない
詩3
指先で文字を探り
指先で改めて日本語を発見する
日々の物音に伴奏されながら
詩4
太陽が生んだ光が
はるばる瞼の上までやってくる
その温みが心に届く
詩5
人に触れる人を掴む
人にもたれる人を思い描く
人に頼る人から離れる
詩6
声で知る 声に和らぐ
声で伝える 声に驚く
一人でいても独りではない