高等教育アクセシビリティプラットフォーム Higher Education Accessibility Platform(HEAP) Project Report(2017-2019年度) 2020/03 Kyoto University (京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム) 【p1】 Contents はじめに  事業の背景・目的 事業報告  HEAPのベースとなる取組み  ・実施事業  ・相談対応  ・支援技術 (Assistive Technology)  取り組みから生まれたコンテンツ  1.Q&A  2.スライドシェア  3.Tips  4.動画コンテンツ  5.都道府県ネットワーク  6.ひと呼吸  7.論文/報告 参考 事業スタッフからみたHEAP おわりに  プラットフォーム事業の成果と今後の展望 【p2】  はじめに 本事業は、2017年3月に公表された「障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第二次まとめ)」に示された「社会で活躍する障害学生支援センター(仮称)の形成」を実現されるため、2017年7月24日に文部科学省高等局が発した「社会で活躍する障害学生支援プラットフォーム形成事業の公募について(通知)」で示された公募に京都大学学生支援センターが応募、2017年10月13日に選定を受け、実施に至っています。ここでは本事業の実施計画に示した事業の背景や目的を当時の資料より引用し、紹介します。 事業名称 文部科学省:社会で活躍する障害学生支援プラットフォーム形成事業 「高等教育アクセシビリティプラットフォーム」 事業の背景 高等教育機関における障害のある学生に対する支援は、各機関が本来確保すべき普遍的な取り組みと考えられますが、2016年4月に施行された障害者差別解消法を契機に、その必要性はより明確になりました。 障害学生支援体制の構築には、①事前的改善措置、②合理的配慮の提供、③不当な差別的取扱いの禁止などについて、構成員の意識改革や体制の整備が求められています。 事業の目的 本事業では、文部科学省、日本学生支援機構、その他の障害学生支援を実施する関係機関や、企業・地方自治体、初等中等教育機関などの地域を形成するコミュニティと連携しつつ、高等教育における障害学生支援プラットフォームの形成に取り組みます。また、東京大学におけるプラットフォーム形成事業 (PHED) 及び全国高等教育障害学生支援協議会 (AHEAD JAPAN) との連携により、障害学生支援分野全体に寄与する活動を目指します。 期待される成果 ・現状機関間で生じている障害学生支援に関する取り組みの温度差の是正 →障害学生支援に関するノウハウ・情報の蓄積、調査・研究の推進、助言・スキル支援の実行、および共通の課題への対応策の立案等 ・全国的な障害学生支援スタンダードの構築 →支援機器の利用方法等の提供、支援事例の提供、研修支援(企画・講師アレンジ)等 ・障害のある学生一人ひとりの多様な学びの機会の創出・保障および社会進出の後押し →ネットワーク形成や連携支援に関する具体的な取り組み等 主な事業 事業1:相談事業(体制整備促進) 事業2:ネットワーク形成事業(高等教育機関間の情報・資源共有促進) 事業3:連携促進事業(高大連携・社会移行支援促進) 【p3】  事業報告 2017年10月13日に選定以降、本事業は実質的に2018年2月1日~2020年3月31日の2年2か月の期間にわたり実施されました。ここでは定量的な実績報告および成果物の一覧を紹介します。 HEAPのベースとなる取り組み ・実施事業 相談事業:50件(※相談対応については後述)  研修支援:50件 ネットワーク形成事業:59件  主催・共催事業:6件 協力・後援事業:17件 研修講師:27件 その他:9件 連携促進事業:46件  主催・共催事業:7件 協力・後援事業:7件 研修講師:22件 その他:10件 その他(合理的配慮に関するセミナー・学会報告等):17件  主催・共催事業:9件 協力事業:1件 研修講師:4件 その他:3件 HEAPセミナー 【図(省略)】 [校注:セミナーの様子。注、終わり。] [図 終わり] 研修支援 【図(省略)】 [校注:研修講師の様子。注、終わり。] [図 終わり] 公立大・私立短期大学検討会 【図(省略)】 [校注:検討会の様子。注、終わり。] [図 終わり] ひと呼吸 スピンオフ企画 【図(省略)】 [校注:スピンオフ企画の様子。注、終わり。] [図 終わり]   【p4】  コラム:関連ネットワークへの協力 AHEAD JAPAN AHEAD JAPAN 第4回大会・第5回大会で企画協力および運営協力を行いました。HEAPとして、ブース設置・高専分科会・公立分科会・ATワークショップ/個別相談会(大会企画)を担当し、企画運営を行いました。 ブース設置 【図(省略)】 [校注:AHEAD 大会でのブースの様子。注、終わり。] [図 終わり] 個別相談会 【図(省略)】 [校注:個別相談会の様子。注、終わり。] [図 終わり] 分科会 【図(省略)】 [校注:分科会の様子。注、終わり。] [図 終わり] PEPNet-Japan 第14回・第15回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムを後援しました。 HEAP として PHED と連携し、ブース設置・個別相談会(相談員担当)・ATライブラリーを実施しました。 ブース設置 【図(省略)】 [校注:HEAP ブースの様子。注、終わり。] [図 終わり] 全体会 【図(省略)】 [校注:全体会の様子。注、終わり。] [図 終わり] PHED 1st International Disability Inclusion Symposium on Higher Education & Career, Focus on ASEAN and Pan Pacific Countries (IDIS) :第1回 高等教育とキャリアにおける障害とインクルージョンに関する国際シンポジウムを開催しました。HEAP としてプラットフォーム形成事業の紹介および運営協力を行いました。 大会の様子 【図(省略)】 [校注:大会の様子。注、終わり。] [図 終わり] プラットフォーム形成事業の説明 【図(省略)】 [校注:ディレクターの村田が説明している。注、終わり。] [図 終わり] 【p5】 ・相談対応  電話/メール相談:278件  支援に関する相談:153件  支援機器に関する相談:49件  研修に関する相談:66件  その他:10件 ・オープンオフィス:45回実施(24機関来訪)  体制整備に関する相談:11件  合理的配慮に関する相談:6件  支援機器に関する相談:10件  その他:2件 オープンオフィス 【図(省略)】 [校注:相談対応をしている。注、終わり。] [図 終わり] オープンオフィス 【図(省略)】 [校注:機器の説明をしている。注、終わり。] [図 終わり] ・支援技術 (Assistive Technology)  リソースシェアプログラム:24件  ワークショップ:12件 AT ワークショップ 【図(省略)】 [校注:機器を紹介している。注、終わり。] [図 終わり] リソースシェアプログラム 【図(省略)】 [校注:HEAP の機材。注、終わり。] [図 終わり] 【p6】 取り組みから生まれたコンテンツ 【図(省略)】 [校注:相談事業の下に Q&A 集とスライドシェア。ネットワーク形成事業の下に Tips 、動画コンテンツ、都道府県ネットワーク、公立大・短期大学検討会(論文)。連携促進事業の下に Q&A 集、産官学連携就職活動(論文)。その他の下にひと呼吸、発達障害学生支援の現状と課題(論文)。注、終わり。] [図 終わり] ※すべてのコンテンツはHEAP事業WEBサイトにPDF版とテキスト版を掲載しています。 【p7】 1) Q&A 集 HEAP事業では相談事業を実施し、日々さまざまなお問い合わせをいただきました。 助言内容はケースや聞き取った情報によって多少異なりますが、私たちが伝えたポイントや各校で検討していただくポイントは共通するところも多いことがわかりました。 本コンテンツでは、私たち事業スタッフがお伝えするポイントをQ&Aという形で全118件を掲載しました。合理的配慮や支援を検討するうえで押さえるポイント、体制整備を行うために考えるポイント等、日々の業務だけではなく、学内や部署内での研修材料としても活用できるコンテンツにしました。 (参考)※ Q&A 集より抜粋 Q.1 合理的配慮は障害のある学生への優遇措置とならないでしょうか。 Q.68 とある障害のある学生に対する合理的配慮について、ある講義とまた別の講義とで合理的配慮の対応の仕方が異なってきています。やはり統一した対応が望ましいでしょうか。 Q.92 本学にも障害学生支援部署ができましたが、障害学生に関する業務のすべてに対応を求められたり、合理的配慮の利用者数の増加によって業務量が過多になってきたりしています。他の大学ではどのように対応しているのでしょうか。 Q&A シート例 【図(省略)】 [校注:Q&A シート。注、終わり。] [図 終わり] 2)スライドシェア HEAP 事業では各機関の教職員研修等、延べ100件以上の講演講師を行いました。そのほとんどの研修で、障害学生支援や合理的配慮に関する基礎事項の整理や解説を行っています。それらの基礎事項のスライドはどの機関でも使用可能なベーシックな内容です。 HEAP の web サイトでは、学内研修等で活用できるよう、研修資料の一部を公開しています。法制度や統計年度等は2020年3月末時点に確認できた内容にしてあります。使用時期に合わせ最新のものに更新し、ご活用ください。 WEB サイト 【図(省略)】 [校注:スライドシェアの WEB サイト画面。注、終わり。] [図 終わり] 【p8】 3) Tips 支援機器や支援ノウハウに関して、 Tips シートとしてまとめられるものを掲載しました。本 Tips は支援内容を検討するうえで選択肢を増やすための“入門ガイド”として利用されることを想定しています。動画コンテンツと同様に、具体的な支援ニーズが生じた場合やより詳細な情報を得る場合はぜひ各サービスや製品を検索してみてください。 運動に障害のある学生× iOS iOS 端末のアクセシビリティ機能のリーフレットです。特に運動に障害がある学生(肢体不自由/病虚弱)に有効と思われるものをピックアップしました。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] 視覚に障害のある学生× iOS iOS 端末のアクセシビリティ機能のリーフレットです。特に視覚に障害がある学生(視覚障害/発達障害)に有効と思われるものをピックアップしました。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] 【p9】 Office ×読み書き Microsoft Office アプリ等のリーフレットです。特に読み書きに障害や困難さがある学生に有効と思われるものをピックアップしました。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] PC ×テストアコモデーション 試験における合理的配慮(テストアコモデーション)として、 PC をどのように使用すればよいのか、基礎的な確認事項を掲載しました。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] テキストデータ化 テキストデータ化の作業の手順やポイントについてまとめたリーフレットです。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] 【p10】 情報保障×テクノロジー 情報保障の方法とテクノロジーの活用に関するリーフレットです。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] 音声認識システム 情報保障の1つの手段として、音声認識システムが注目されはじめています。有効に活用するために必要な機材をまとめました。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] 支援補助学生 高等教育機関において、日常の支援や合理的配慮の提供にあたって、支援補助学生の活用は1つの選択肢となります。学生を支援者として活用するにあたり気を付けるべき点をまとめました。 【図(省略)】 [校注:Tipsシート。注、終わり。] [図 終わり] 【p11】 4)動画コンテンツ 支援技術 (Assistive Technology) の活用は、障害学生が学びの機会を得るために必要な代替手段を実現するために役に立つものです。ただ、これまでの障害学生支援の現場では、AT 機器の使用は非常に限定的なものでした。この動画では、ニーズにあわせたAT を紹介しています。Tips と併せて“入門ガイド”として活用されることを想定しています。 聞くことに課題がある学生を支援する機器 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (2:29) 感覚過敏のある学生を支援する機器 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (3:30) 筆記以外の出力手段を必要とする学生を支援する機器 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (5:28) 視覚をサポートする機器 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (3:29) 【p12】 階段避難器具 デモ動画 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (1:27) PCノートテイク デモ動画 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (3:50) 移動に困難のある学生を支援する機器 【図(省略)】 [校注:動画の一場面。注、終わり。] [図 終わり] (2:37) 【p13】 5)都道府県ネットワーク 都道府県単位の大学間ネットワークはノウハウや実例の共有に留まらず、地域全体のキャパシティ向上に非常に有効です。ただ、地域によって大学等の数や利用できる社会資源、さらに地域性等、さまざまな条件が異なり、都道府県単位のネットワーク形成をバックアップするうえで複数のモデルを描く必要性を感じました。そこで、HEAP 事業として、都道府県単位の大学間ネットワークが形成されている岡山県の事例と長崎県の事例の聞き取り調査を行いました。聞き取りの結果、それぞれのネットワークの立ち上げ経緯や運営組織の違いがわかりました。今後、都道府県単位のネットワーク形成を行うにあたって、参照できる資料として期待できます。 岡山県 岡山県の障害学生支援ネットワーク形成の流れです。特定の機関(大学コンソーシアム)に事務局機能を設置した「大学コンソーシアム活用型」及びそのリソースを中心に据え活用する「アンブレラ型」であることが特徴です。 【図(省略)】 [校注:モデル図の一部。注、終わり。] [図 終わり] 長崎県 長崎県の障害学生支援ネットワーク形成の流れです。特定の機関に事務局機能を設置せず互助的に運営する「独自ネットワーク形成型」であることが特徴です。 【図(省略)】 [校注:モデル図の一部。注、終わり。] [図 終わり] 【p14】  6)ひと呼吸 (※京都大学障害学生支援ルームとの共同事業) 全国の高等教育機関で障害学生支援に従事している皆さんとお話しすると、一人ひとりが多様なバックグラウンドを持つことに驚かされます。障害学生支援という分野や職能集団の専門性は、非常に属人的でかつ自然な営みから端を発し、多様な専門性が混ざり合いながら今もなお形作られているところです。障害学生支援に携わる人たちは、どのような人たちで、どのような経験があり、そしてどのような力がある人たちなのか。それを知ることは、専門職としての障害学生支援のあり方について、ひとつの指標になるかもしれない。その思いから、この分野で先駆的な取り組みをしている方々にお話を伺い、それを小冊子「ひと呼吸」にまとめていくことにしました。 「ひと呼吸」は WEB サイトで、 PDF 版とテキスト版を併せて公開しています。それぞれの“ひと”からから語られる実利的な情報の共有という目的もさることながら、タイトルの通り、日々慌ただしく過ぎる業務のなかで、読み手の皆さんにも“ひと呼吸”を意識しながら障害学生支援という分野や自分自身を含めた担当者(職業人)について思いを馳せてもらえる機会を提供しました。 制作:ひと呼吸・編集委員会    村田淳(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム、 HEAP )    舩越高樹(京都大学 学生総合支援センター HEAP )    宮谷祐史(京都大学 学生総合支援センター HEAP )    木谷恵(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム) これまでのひと呼吸 第1号 岡田孝和(明治学院大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 第2号 奥山俊博(東京大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 【p15】 第3号 五味洋一(群馬大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 第4号 白澤麻弓(筑波技術大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 第5号 酒井春奈(立命館大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 第6号 藤原隆宏(関西大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 【p16】 第7号 日下部貴史(富山大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 第8号 森麻友子(和歌山大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] 第9号 楠敬太(大阪大学) 【図(省略)】 [校注:紙面一覧。注、終わり。] [図 終わり] スピンオフ企画(2019年12月) 約30名の支援者に集まってもらい、「障害学生支援とはなんぞや?」を一緒に考え、話し合いました。その記録を「あしあと」としてWEBサイトに掲載しています。 【p17】 7)論文/報告 HEAP事業の取組みで得られた障害学生支援に関する現状と課題の一部を検討した論文および報告です。 京都大学学生総合支援センター紀要, 48, 11-18, 2019-08-31 『カテゴライズを意識した障害学生支援担当者の検討会の実施』 著者:宮谷祐史・舩越高樹・村田淳・大江佐知子 〈概要〉 公立大学・私立短期大学を対象に検討会を実施しました。各設置形態における障害学生支援に関する現状と課題について比較しながら結果を報告しました。 ※京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)からアクセス可能 【図(省略)】 [校注:表紙。注、終わり。] [図 終わり] 京都大学学生総合支援センター紀要, 48, 79-86, 2019-08-31 『精神障害・発達障害のある学生を対象とした就職活動イベントの実施–産官学連携支援モデルの創出–』 著者:舩越高樹・宮谷祐史・村田淳 〈概要〉 精神障害・発達障害のある学生を対象とした支援情報共有型・支援伴走型の就職活動イベントを実施しました。障害学生の就職活動の選択肢について、今後更なる広がりが期待されます。 ※京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)からアクセス可能 【図(省略)】 [校注:表紙。注、終わり。] [図 終わり] LD研究, 28(4), 413-418, 2019-11 特集・大学における発達障害者支援の展開―最前線の現場から― 『プラットフォーム形成事業を通してみえた発達障害を中心とした障害学生支援の現状と課題―京都大学高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)より―』 著者:舩越高樹・村田淳・宮谷祐史 〈概要〉 日本の高等教育機関のすべてに共通する発達障害学生支援の現状と課題を概観し、プラットフォームの果たすべき機能と役割を述べています。 【図(省略)】 [校注:表紙。注、終わり。] [図 終わり] 【p18】  参考 障害学生支援に関する外部の各種関連資料や機関です。紙面の都合上、掲載しているものはごく一部ですが、並べてみるとたくさんのリソースがあることがわかります。必要に応じて、外部リソースを利用することは支援をより効果的に行ううえで大切なことです。 体制整備 教職員のための障害学生修学支援ガイド(JASSO) 合理的配慮ハンドブック~障害のある学生を支援する教職員のために~ (JASSO) トピック別聴覚障害学生支援ガイド「PEPNet-Japan TipSheet集(改訂版)」(PEPNet) 障害学生支援スタンダード(PHED) 事例 障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集(JASSO)  -ウェブコラム(JASSO) 障害体育実技事例集(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター) HEAP相談事業Q&A 様式・マニュアル 障害学生修学支援に関する規程及び様式集(JASSO) 障がい学生支援に関する各種フォーマットについて(大学コンソーシアム京都) 支援技術 AT■ED(エイティースクウェアード) 全国IT支援団体データベース(日本障害者リハビリテーション協会) Tips(HEAP) 支援機器に関する動画コンテンツ(HEAP) 障害学生支援スタンダード アシスティブテクノロジー(PHED)  -障害学生支援室 支援技術スタートアップセット  -福祉用具・支援技術・アクセシビリティ関連の参考URL集 視覚障害者支援お役立ち情報(視覚障害者パソコンアシストネットワーク SPAN) 補聴器関係(公益財団法人テクノエイド) パソコンノートテイク 導入支援ガイド・教材集(PEPNet-Japan) 聴覚・視覚障害学生の指導・支援者のためのコンテンツ(筑波技術大学・教育関係共同利用拠点事業) 【p19】 相談窓口 文部科学省 高等教育局学生留学生課 日本学生支援機構 拠点校 筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター  -日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク/PEPNet-Japan(聴覚障害) -障害者高等教育拠点(視覚障害・聴覚障害) 筑波大学 発達障害学生支援プロジェクト/RADD(発達障害) 視覚障害者パソコンアシストネットワーク SPAN パソコンサポート検索 関連法等 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法) 文部科学省所管事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針 障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ) 障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第二次まとめ) 【p20】 スタッフからみたHEAP 事業スタッフ3人でHEAP事業を振り返りました。プラットフォーム形成事業として得られた成果、プラットフォームが果たすべき役割について、私たちなりに見えてきたことを綴っています。 HEAP事業のスタート地点 村田/京大がプラットフォーム事業に採択されたのが2017年10月13日。そこからお二人にお越しいただくことになりますが、タイミングとしては宮谷さんの方が少し早い時期でしたね。 宮谷/僕は2018年2月(事業1年目)に来ました。何が求められるのかまだピンとこないまま、とりあえずガランとした事務局の片付けをしていました。 舩越/僕は宮谷さんの1か月後、2018年3月の着任でしたね。僕もHEAPが何を目指すのかはなんとなくのイメージしかなくて、形にする方法は定まっていなかった。とにかく走るしかないという感じでした。そう考えると、HEAPの最初の取り組みとして、短大と公立大の検討会を行ったのは良かったですね。地域ネットワークはこれまでも参画していて発想しやすい取り組みだったけど、設置形態別のようなカテゴリ別ネットワークの取り組みの必要性が実感できて、HEAPの1つの使命だなってクリアになった。 宮谷/1年目は事務局を整えている間に過ぎて、2年目からがこの事業の本格的なスタートでした。ただ、最初の頃は相談件数も今と比べると少なくて、ただ、2年目の夏以降、村田さんが事業開始当初によく言っていた「必ずニーズが出てくる」という状況になってきて、良い意味で大変な状況でしたね。この分野の皆さんにHEAPを利用する意味を感じてもらえたのだと思いますが、本当に多くの関係者の皆さんと関わる機会が出てきました。一人職場の方も多いと思いますし、僕たちが皆さんのキャッチボール相手になることに意味があるんだなと。 村田/相談してこられる方の根底には「こんなこと相談して大丈夫かな」とか、ある種の後ろめたさみたいなものもあったんじゃないかなって思うんです。その状況に対して、我々としては共感的に話を聞けるスタンスや経験があって、その相談に対して具体的なノウハウやメッセージを伝えることができる。もちろん、十分な対応ができないこともあったかもしれないけど、そこが伝わることで、相談件数が増えてきたんじゃないかなと思っています。 舩越/我々3人とも現場の経験をベースにして支援者と対話ができているのは大きいですよね。頭でっかちに理論や制度とかそんな話をするんじゃなくて「大変ですよね」っていう思いを共有することをスタート地点にでき 【p21】 た。 村田/そういうマインドというか接し方も含めて伝わっていれば嬉しいですよね。あとは、事業後半に合理的配慮のセミナーをやりましたが、あのようなセミナーってこれまでなかったですよね。合理的配慮を条約や法律から学ぶことはあったかもしれないけど、どのように組織に落とし込んで支援体制を作っていくのかっていうのは、とてもインフォーマルな情報ですし、そのプロセスを丁寧に共有できたのも面白かったですね。 プラットフォームの機能―リソースシェアー 村田/AT(支援技術)に関しては、今回のプラットフォーム事業で強く発信できたものの1つだと思います。事業のはじめのころに、ATの動画コンテンツも作りましたね。 宮谷/最初は「“AT”と言われても…」という感じだったと思いますが、触ってハッとして、借りていって、買うという動きが徐々に盛んになっていったように思います。そういう意味でATライブラリーのような体験会は効果的でした。実際に触る体験がないと広まっていかないですよね。 村田/リソースシェアというとまずは機器のシェアということを思い浮かべがちですが、改めて振り返るとこのプラットフォーム事業そのものが大きなリソースシェア事業でしたね。つまり多くの大学の悩み事や課題を僕たちが引き取って、それを整理してアウトプットしたりコンテンツを作ったりする。それが違う大学のためにもなっていく。こうやって人の繋がりを作っていくのもこの事業で行ったリソースシェアであるといえると思います。 舩越/まさにネットワーク形成事業と連携促進事業がそうでしたね。一大学で取り組むより、利害関係がなく中立のリソースとして我々が関わることの意味がありました。我々が人的リソースやノウハウを提供しながら参画することで、もう一歩前進してみませんかという後押しができたのかな。いろんな機関と連携して、いろんな取り組みを行いましたが、一つひとつが本当に意味のあるものだったと思うので、今後も地道に積み上げていく作業がどう続いていくかということに期待したいですね。ただ、一方では一つひとつの取り組みだけでは僕たちの課題感は埋まりきっていないという実感もあります。 村田/全てのことにアプローチできる事業ではなかったですし、今回は高等教育や修学支援に焦点が当たっていたと思います。高等教育だけじゃなくて、初等・中等学校、地域社会、産業界の連携を結びつけようと思うと、より横断的なプラットフォームが必要だという課題感を改めて認識しました。今回連携した企業、行政、教育系の皆さんにはかなり刺激があったと思いますし、高等教育側からのニーズや期待感のようなシグナルが入ることで、一定のレスポンスが我々にもあって。そういう繋がりが改めて必要だと感じました。 プラットフォームの機能―チューニングー 宮谷/実は、事業担当スタッフとしての2年ほど、僕にとっては新しい情報ってそんなになかったんです。すでにある情報や知識をどう組み立てていくかということが今の自分に必要だ、と気づけたのは大きかったです。もちろん「事例を教えてください」という相談もたくさんありましたが、僕らも先進的なことを伝えるというより、今ある物をどう並べ替えて整理できるのか、手の付け方をサポートする感じでしたよね。 舩越/「この判断が是か非か」という相談も多かった。結局我々としては、考える材料や枠組みを一貫して提示し続けてきました。ジャッジを求めてくる相談者の皆さんには一定の不安感があるんですけど、なるほどそういう考え方でいいのかと安心されていくのがよくわかりましたね。 宮谷/相談事業や各種事業を通じていろんな人と繋がって話ができました。その繋がりを通して、自分の考えはこれでよかったのか?と自分の基準を客観視できていたのかもしれません。それって学生や支援者、大学も含めて本当に必要な機能ですよね。 村田/まさにそれがネットワークとして生み出せるもの。 “チューニング”っていうことなんでしょうね。この分野は本当に日々新しいことが出てくるし、学生・大学・社会情勢は常に変わっていく。やっぱり自分たちの 【p22】 取り組みを絶えずチューニングする必要がある。HEAP事業は温度差是正を目標にしたけど、ある程度是正されればHEAPは要らないかというわけでもない。まさにプラットフォームが果たすべき機能の1つでしたね。 僕たち自身もアドバイザリーボードがいることでチューニングができた。この事業でアドバイザリーボードを形成するにあたって、「専門家がたくさんいます」ということではなく、いろんな立場の人がいろんな地域や設置形態から入ってきてもらいました。だからこそHEAPらしい取り組みを最後まで続けることができた。HEAPの取り組みって素朴なことが多いんです。すごくとがったことをやっているわけではないんですけど、淡々とやるべきことをどのようにバランスを取るかということにはすごくこだわった。HEAPがもしこの業界に認めてもらったところがあるとすればそこが要因だったのかと思います。 研修支援 宮谷/この事業において村田さんと舩越さんが研修講師で回ったところ、色を塗った日本地図を持ってきました。 村田/おお、すごいな…30都道府県ですか。舩越さんは大学以外の教育機関にも研修やコンサルに行ってくださいました。研修を通して、変わった実感はありましたか? 舩越/全国には真摯に学ぼうとする学生やそこに向き合おうとする方がたくさんいました。すぐに体制を整えるのは難しいけど、何か閃いたというか、きっかけは作れたと思っています。それが研修講師をするうえでの喜びであり原動力でしたね。そのプロセスを繰り返し、大学単位でもいくつも見てきているからこそ、いろんなコンテンツにもそれを反映することができたのかと思います。 ひと呼吸 村田/印象に残った取り組みはいくつもありますが、1つは「ひと呼吸」かな。「ひと呼吸」って2018年の夏ぐらいに企画会議して、すぐに第一号の取材に行ったんでしたね。正直最初から今の形にたどり着いていたわけではなかったですし「とりあえず二号まで作ってみよう」というぐらいでした。一旦取材に行ってみたら、岡田さん(第一号)や奥山さん(第二号)の話はとても面白かったし、僕らが抽出することで、楽しんでもらえる媒体になったんじゃないかと思います。 舩越/ノウハウをまとめたTipsこそあれど、こういうものは新鮮でしたね。 村田/僕たちの分野は、どこまでいっても学生が主役ということには変わりありませんが、コーディネーターや専門職がどのように機能していくのかというのは大事な要素です。誰が何を考えているのか、どういうものがこの業界を作っているのかというプロセス(歴史)を見ていくことが必要だと感じていました。だから、インタビューでの発言は、正しいかどうかは重要ではないと思っています。何を考えて、何を目指してきて、現実的に何を変えてきたのか?というのをコンテンツ化できたっていうのは、HEAPらしい取り組みになりましたね。僕自身、専門性って何だろう?と思い続けて、いつかやりたいと温めてきた企画だったので、形になったことは感慨深いですね。 舩越/そういう歴史はちゃんと残しておきたいですよね。このプラットフォーム事業も、次はこうしようというスタート地点にしか過ぎないと思うので。 支援の現場とのかかわり 村田/HEAPは京大の支援現場とリンクして事業を行うというのが特徴の1つでした。改めて振り返ると、うちの現場という資源もHEAP事業の強みになったのではないかと思っています。 宮谷/今となっては単独の事務局は考えられないです。常に学生のために動くコーディネーターや仕組みが近くにあったことが事業をブレずに進められてきた要因でしたね。京大の支援ルームのスタッフはバリエーションもあるので、皆さんとキャッチボールをしながらHEAPを運営できたというのは見えない資源でした。 舩越/HEAPが忙しかったし、もっと現場の皆さんとも一緒に仕事ができれば良かったけど、僕個人としては京 【p23】 大のスタッフの皆さんが実際にどのように支援にあたっているのかという「気配」が支えになりましたね。なかったら、現場と乖離した事業になっていたかもしれない。これもまさに“チューニング”です。 PHEDとのかかわり 舩越/プラットフォーム形成事業として、東大と京大でお互いに限られた資源で取り組みが重複しないように事業内容の調整をしながら一体となって事業ができました。このチームワークは大きかったですね。スタンダード形成やより先進的なところはPHEDの強みとして任せていって我々はそのサポートと割り切れたからこそ、僕たちは温度差を是正していくんだというところに専念できた。 村田/このプラットフォーム事業はHEAPとPHEDが一体となってやっていったというのが良かった点でしたが、逆に言えば結局それだけのパワーが必要ということなんでしょうね。この狭い国でも、1拠点3人で何か変えられるということではなく、例えばPEPNetやAHEADのような他のネットワークも一緒に、同じ目標に向かってやっていくっていうことで初めて大きな意味を生み出していけるというのもこの事業を通してわかったことですね。 プラットフォーム事業を通してわかったこと 村田/この事業もいよいよ終わりになります。何か展望はありますか?、宮谷さん。 宮谷/僕からですか(笑)。展望は僕には少し荷が重いので心残りを言うと、事業期間やマンパワーに限りがあったからだとは思いますが、今回は意思表明ができる大学にしかリーチできなかった気がします。研修などでニーズに気づくことはあると思いますが、専門部署や担当者がいない場合は意思表明に時間がかかる。そういうところにどのように働きかけられるかというのは、今後の課題だと思います。 舩越/僕が1つ挙げるとすれば、学生や支援担当者、いろんな人たちの対話の場をもう少し担保できればよかったのかな。僕たちはいつも Face to Faceでこの事業を進めてきたし、そのプロセスが肝になった。今後何らかの形でプラットフォームを継続されるときには、その機能は担保していってほしいと思う。 村田/プラットフォーム事業ってもともと「プラットフォームがなくなってもいいようにする事業」なんです。つまり、どの大学でも支援体制が構築されていて、一定のパフォーマンスが発揮できる、というのが最終の目標。だから、プラットフォームがない状態でも支援がまわる、という未来を現実にするのがプラットフォームの本当の役割だったんです。でもやればやるほど、それはそんなに簡単なものではないということがわかりました。ネガティブな意味ではなくて、結局これまでも必要だったものがなかっただけ。支援現場の予算は限られているし、人も簡単につくわけではないというのが一つの現実。だからこそお互いが繋がっていかないといけない。もちろんそれは属人的なネットワークであってもいいとは思うんですが、それだとインフラとは言えない。今後はこの機能をどう担保していくのか、ですね。 少なくともこの事業でわかったことは、プラットフォーム事業を契機に各大学がボトムアップされて「プラットフォームがなくても大丈夫」ということではなく、「プラットフォーム的な機能はやっぱり必要なんだとわかった」というのが僕らの結論なのかなと思っています。もちろん各大学が安易に「困ったらプラットフォームを頼る」ということではいけないし、それぞれの責任をそれぞれが果たすときにプラットフォーム的な機能というのが、より機能的なものになっていくんだと思います。皆でもう1段階ステップをあげる。HEAPがその一部になっていたとすれば嬉しいですね。 2020.3 【p24】 おわりに このレポートの「おわりに」を書くことには、いろいろな考えや感情があります。ただ、まずは、本事業に関わってくださった多くの皆さんへの感謝の思いを述べさせていただきたいと思います。手探りで始まった事業ですが、日を追うごとにたくさんのニーズを届けていただき、この業界の今を実感し続けることが、我々の一番の原動力になりました。少しでも頼ってもらえていたとすれば、それはこの事業のひとつの成果だと思います。 一方で、この事業を立ち上げた時に思い描いていた目的が十分達成できたかというと、やはりもっと何かできたのではないかという思いがあることも事実です。それだけ、この事業の意味や役割が日に日に増していったということの現れでもありますが、このタイミングで「おわりに」を迎えることには、“アクセント”としての区切りを付けて、次の一歩を踏み出すということ意味しているようにも思います。その意味において、まさにこの事業は「プラットフォーム」だったのだと改めて認識します。 最後になりましたが、この事業を一緒に進めてくださった舩越さん、宮谷さん、そして事務スタッフの松井さん に心より御礼をお伝えしたいと思います。皆さんが担ってくださった役割はけして小さなものではなく、(少し大袈裟かもしれませんが)この分野の歴史のひとつになるようなお仕事だったと思います。そして、本事業の期間中、いつも以上に落ち着きのない私を本学の支援現場の皆さん、事務職員の皆さんがしっかりとフォローしてくれました。この分野のためにできること、多くの学生のためにできることという目標を理解していただき、本事業の一番の応援団になってくれたと思っています。 HEAPは「おわりに」を書くタイミングを迎えました。ただ、月並みですが、これからが本番というのがこの分野の現状ではないでしょうか。過渡期という言葉に甘んじる時期ではなくなりましたが、まだまだ「これくらいだろう」と落ち着けるような段階でもありません。我々の一番の願いは、HEAPが積み上げてきたことが少しでも早く「言うまでもないこと」になり、障害のある学生の多様な学びが保障され、多くの選択肢にチャレンジできる社会になることです。HEAPがそのきっかけやステップのひとつになっているとすれば幸いです。 2020年3月31日 高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP) ディレクター 村田淳 【p25】  高等教育アクセシビリティプラットフォーム 関係者および関係機関一覧 代表校:京都大学 事業責任者 杉原 保史(学生総合支援センター長 教授) ディレクター 村田 淳 (学生総合支援センター障害学生支援ルーム 准教授) チーフコーディネーター 舩越 高樹(学生総合支援センター障害学生支援ルーム 特定准教授) コーディネーター 宮谷 祐史(学生総合支援センター障害学生支援ルーム 特定職員) 事務スタッフ 松井 奈美(学生総合支援センター障害学生支援ルーム 事務補佐員) 連携校:広島大学 責任者 服巻 豊 (アクセシビリティセンター長 教授) アドバイザリーボード 池谷航介(岡山大学)、神藤典子(関西大学)、瀬戸泰(岩手県立大学)、土橋恵美子(同志社大学) 生川友恒(日本福祉大学)、ピーター・バーニック(長崎大学)、藤田望(関西学院大学) 協力校 大阪大学、岡山大学、関西大学、関西学院大学、京都産業大学、東京工業大学、島根大学、同志社大学 鳥取大学、中村学園大学・中村学園短期大学部、長崎大学、広島女学院大学、山口大学、立命館大学、和歌山大学 協力機関 株式会社エンカレッジ、企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)、 教育のユニバーサルデザイン化推進ネットワーク(UE-Net) 筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター、特定非営利活動法人ゆに 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan) 全国高等教育障害学生支援協議会(AHEAD JAPAN)、全国障害学生支援センター (※50音順/敬称略) 【p26】 高等教育アクセシビリティプラットフォーム Kyoto University Higher Education Accessibility Platform(HEAP) Project Report(2017-2019年度) 2020年3月31日 高等教育アクセシビリティプラットフォーム 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 d-support-pfm@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp